中部テレコミュニケーション株式会社
脱・Excel管理で、年間200件のイベント収支を見える化!事業の成長を支える迅速で正確な採算管理を実現

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中部テレコミュニケーション株式会社
会社名:中部テレコミュニケーション株式会社
従業員数:1500人※利用部門25名(2025年12月現在)
所在地:愛知 / 業種:新規事業開発、eスポーツ事業
導入前の課題
- Excelでの採算管理に入力ミスが発生し、情報精度に課題があった
- 採算レポートの集計に時間がかかり担当者の業務負荷が高かった / 案件や売上状況をリアルタイムに把握できなかった
- 請求書、支払に関する管理が属人的でチェック機能が働かず、請求事故のリスクを持っていた
導入後の効果
- 適切な入力ルールの定義とシステムによる自動計算機能の活用で情報精度が向上
- 情報のデジタル化によりリアルタイムなデータ取得と集計のスピードアップを実現 / 案件情報を一元管理することで、蓄積データの有効活用が可能に
- 案件単位での支払状況、請求情報の突合せが容易になり、業務フローが整備されて業務品質が高まった
- 導入サービス
- 顧客・案件管理ソリューション
中部テレコミュニケーション株式会社(以下、ctc)は、独自の光ファイバー網を持ち、情報通信分野で地域社会の発展を支えています。近年では、自社のハイスペック通信サービスを利用したeスポーツ事業を開始するなど、未来に向けた新規事業開発を加速されています。今回は、新規事業部門の案件・採算管理の精度を向上させるためのシステム導入について、経営戦略本部 事業創造部 事業創造G 主任 小栗様にお話を伺いました。
eスポーツ事業の成長に伴いイベント案件が増加、Excelでの採算管理は限界に達していた
−mixsol顧客・案件管理を導入した経緯を教えてください
小栗様:ctcは、中部地区で主に固定通信事業を展開してきましたが、2019年にeスポーツ施設「コミュファ eSports Stadium NAGOYA」を開設し、現在eスポーツ事業の開発に力をいれています。今年は年間200件程のeスポーツ関連イベントを実施するまでになり、多数の案件や採算をExcelで管理するのには限界を感じていました。そこで、Salesforce基盤を使った案件管理が出来るmixsol顧客管理を導入することにしました。
−Excelでの採算管理で、具体的にどのようなことが課題だったのでしょうか
小栗様:最大の課題は、「情報の精度」と「担当者の負荷」でした。営業、制作、発注、検収などの担当者が、それぞれ自分が関与した案件の売上や費用情報を登録するのですが、入力ミスや抜け漏れが多く発生していました。Excelなのでコピー&ペーストや独自ルールで入力をしていくと、セルにいれていた関数や計算式が崩れてしまい、その結果、その数値を参照している集計シートも誤ったものになってしまいます。採算管理の担当者がおかしいと思っても、その原因を探し出すのに相当な時間がかかっていました。また、入力作業についても課題がありました。ファイルの安全性を保つため同時入力ができなかったので、誰かが作業している時には終わるまで待たなければならず非常に非効率でした。

上図:標準搭載の「売り上げダッシュボード」
採算管理の信頼性が向上し、リアルタイム分析も可能に
−導入によってどのような効果がありましたか
小栗様:お客様との商談の状況も含め、案件に関することはmixsolで完結させ一元管理できるようにしました。誰もが同じ画面を使い、統一ルールの下で入力した同じ情報を見て会話ができるので、メンバー間の情報差がなく、コミュニケーションがスムーズになりました。それから、案件単位で契約・売上・費用などの情報が紐づいているので、個別採算、通期の全体売上・採算予測などミクロとマクロ双方の採算分析ができるようになりました。お客様によっては、通年で実施されるイベントもあるので、データを登録すれば見通しもたてやすくなっています。ダッシュボードで売上レポートをみながら、へこんでいる月があればリカバリープランの議論もできます。また部内の請求書・支払に関する管理も案件単位で個別チェックができるようになり、業務品質が高まりました。お金は会社の信頼性に関わる数字なので、契約、売上、支払いなどがきちんと確定しているかをステータス管理できるようになったのも非常に大きいです。
−データの正確性や、情報取得のスピードについて変化はありましたか
小栗様:すごく変わりましたね。必要な管理項目と入力ルールを定義し、システムで自動計算している項目も多くあります。履歴の管理もしているので、どのように数字が変わっていったかを追うこともでき、採算管理の精度は格段にあがりました。それから、何か報告をしなければならない時、以前は1週間ぐらい前から少しずつデータを作ってレポートの準備をしていましたが、それだとどうしても1週間前の数字にしかなりません。直前で大きな動きがあると実績差がでてしまい、何故違うのかという話になってしまっていました。今はすぐに数字を出せるので、リアルタイムに正確なレポート作成ができるようになっています。採算管理は全員が日々アクセスする情報源なので、作業時間が短縮され、年間180万円くらいのコスト削減につながっているのではないでしょうか。生産性があがった分、新しいことを手掛ける時間もできました。
−mixsolの構築はどのように進められましたか
小栗様:初期構築はCOEL社に依頼することもできましたが、自社で行いました。mixsolはSalesforceをベースにしていて、以前利用した時の知識があったので、通常業務をしながら少しずつ構築を進めました。最初に、採算担当者に現状のやり方をヒアリングして、その上で本来やりたい理想像に近づけるように項目定義をしていきました。システムで自動処理できるものは入力しなくてもいいように、できるだけ入力の手間をなくせるようにユーザーファーストで作りました。業務ツールは現場の運用ルールやニーズをくみ取らないと使いにくくなってしまうので、リリースして暫くは皆の反応をききながらチューニングしました。
−コストメリットについては、どのように感じていますか
小栗様:今の私たちの事業サイズにマッチしていて、非常にコストメリットを感じています。Salesforceを標準で使用するとなると、機能が豊富になる反面、一人当たりの利用料もかなり高くなります。事業がスタートしたばかりのフェーズでは、まだそれほど複雑な要件を持っていないため、機能と価格を抑えてパッケージ提供されているmixsolでスモールスタートができ、身の丈にあった使い方をしていると満足しています。

予測分析の精度を高め、施策立案につなげたい
−今後の業務改善について、お聞かせください
小栗様:業務プロセスを更に整備していきたいと考えています。今、具体的に考えているのは承認フローの拡充です。現在、見積りに関してはmixsol上で承認フローを運用していますが、発注や請求など金額の妥当性を問われるものについてはできていないところもありますので、順次追加していきたいですね。また、利用開始から1年が経ち、取引先企業の属性別に開催イベントや売上の傾向分析ができる基盤が整ってきました。今後は、データの蓄積と分析精度をさらに高め、「この時期にこういうイベントをしよう」「商談を作っていこう」といった施策につなげられるようにしたいですね。eスポーツ事業は、まだ発展途上にあります。今後は、シニア向けのフレイル予防など、ゲームイベント以外の領域と掛け合わせた新しい取り組みにも意欲を持っています。データを蓄積していけば、それがノウハウの引き出しになりますので、営業提案の幅を広げ色々なチャレンジをしていきたいと思います。
−新規事業の成長を数字・データ管理が支えているという非常に納得感のあるお話をうかがえました。貴重なお話をありがとうございました。
公開日:2026年2月2日
※本ページに記載の内容は取材当時の情報です